人は意外と自分の気持ちや考えに気づいていないものです。
ましてや、心が疲れている時にはなおさらだと思います。
鏡としての役割
私たち人間は、自分のことが見えません。
なので、鏡を見ますね。
鏡に映った自分の姿を見て、寝癖を直したり、お化粧をしたりします。
つまり、鏡に映った自分を見ることで、自分の姿を知ることができるのです。
そして、それは外見だけではなく、自分の内面についても同じです。
人は、誰かと話しているうちに自分の気持ちや考えに気づいたり、わかったりすることがあります。
例えるなら、カウンセリングとは、あなたの心を映す鏡のようなものです。
あなたが、あなたを知るための鏡なのです。
心の成長
カウンセリングは、心の成長をサポートするものです。
悩みをなくそうとするのではなく、悩みがありながらも、その悩みとともに生きていけるようになることを目指すという方が、イメージしやすいかと思います。
もちろん、結果的に悩み自体がなくなったり、今まで悩んでいたことに悩まなくなるということはあるかもしれません。
そして、あなたが自分の人生を自分の力で歩んでいけるようになることを目指します。
いつか、「あの悩みがあってよかった」とか「あの悩みがあったからこそ」と思える日がきっと来ると思います。
ぜひ、お一人で悩まずに、お話を聴かせてください。
なお、ご注意いただきたいのは、治療行為ではないということです。
もし治療を目的とされる場合には、医療機関の受診をお願いします。
また、私は医師ではないので、診断はできませんが、もし、クライエントにとって医療機関での治療が必要だと思われる時は、受診をおすすめすることもあります。
今の精神的不調の原因が身体的不調によるものである場合や、薬による治療が有効な場合は、そちらが優先されます。
そして、医師の判断で治療と同時進行でカウンセリングを受けることが必要という場合や、治療が終了した後でカウンセリングを受けたいという場合には、あらためてお受けするというかたちになります。
(※医療機関の受診は、強制するものではありません。受診する・しない、カウンセリングを続ける・やめる、中断するといったことは、最終的には、クライアントの方の判断になります)