心の中にある感情を入れる容器があると、想像してください。
それが、“心の器”です。
私が提供するカウンセリングでは、「心の器づくり」が大きなテーマとなります。
「心の器づくり」の目標は、自分の感情や葛藤、矛盾を抱えることができるようになることです。
心の器が脆弱だと
心の器にヒビが入っていたり、穴が空いていたりすると、感情を入れた時に心の器が壊れてしまったり、穴から感情が漏れたりしてしてしまいます。
つまり、感情や葛藤があった時に抱えきれずに表に吐き出すことになってしまいます。
こんなことはありませんか?
- 頭にきた時に感情的になって、怒鳴り散らしてしまったり、物に当たってしまう
- イライラや不安をどうにもできずに、お酒をたくさん飲んでしまったり、たくさん食べてしまったりする
- 白黒はっきりさせないと気がすまない
- 自分の正しさを押し付ける
- 自分の本当の価値観に反する行動をしてしまう
心の器が丈夫だと
丈夫な心の器があると、感情を入れても漏れ出すことはありません。
さらに、フタもしっかりと締めることができるといいですね。
感情や葛藤を抱えることができるようになるので、今自分はどんな気持ち(感情)なのかに気づき、それを認め、受け入れることができます。
これを「自己受容」と言ったりします。
聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
そうすると、感情に振り回されるのではなく、上記の“こんなことありませんか?”にあげたような行動が減少します。
そして、心の器のフタの開け閉めをコントロールできれば、つまり、適切な形で感情を解放できれば、自分を見失わずに、または上記のような方法に頼らずに対処できるようになります。
心の土台
また、心の器のことを“心の土台”と言ったりもします。
家を建てる時、家の土台となる基礎工事はとても大切ですよね。
土台がしっかりしていないと、その上にいくら立派な家を建てたとしても、ちょっとした台風や地震で傾いたり崩れたりしてしまうかもしれません。
心についても同じことが言えると思います。
まずは、心の土台と言える「心の器づくり」に取り組むことが大切になります。
ただ、心の器づくりは、お一人では大変かもしれません。
ですので、私は、カウンセリングを通してあなたの心の器づくりをサポートしていきたいと思っています。